● ● ●  概 要  ● ● ●

「ラベル作成」は、ラベル見本と作成の条件が示された課題カードを見ながら、テプラを使ってラベルを作成する作業です。この作業では、テプラを正確に操作すること、文字を正確に入力すること、設定された複数の条件に注意を払うことが求められます。
職場では、ファイルの背表紙やキャビネットの分類、案内、注意表示等に頻繁にラベルが利用されているため、ラベル作成は、事務の補助的作業として生じることが多い作業です。

想定作業 <関連職種>
・ファイルの背表紙やキャビネットの分類等のためにラベルを作成する〈 総務・人事・法務 〉
・案内、注意表示等のためにラベルを作成する〈 広報・宣伝 〉

構 成
課題カード:1冊
ラベル台紙、解答・記録用紙:1冊
実施マニュアル −訓練版 ラベル作成−:1冊
実施マニュアル −理論編−:1冊

試行数
1ブロック=6試行 (ラベル台紙1シート) となっています。
ただし、レベル0のみ、1ブロック=5試行 (ラベル台紙1シート) となっています。

レベル
おおよその実施時間:約2時間 (全レベルを各1ブロック実施した際に要する時間)

レベル0:漢字・かな・数字
レベル1:レベル0+カタカナ、英語
レベル2:レベル1+記号、縦書き
レベル3:レベル2+複数行、文字装飾/書体
レベル4:レベル3+文字装飾/飾り字、外枠/枠、複数段落
レベル5:レベル4+文字サイズの変更、割付、外枠/表

サンプル

解答・記録用紙                  「ラベル作成」採点例

教示方法
テプラの使用経験がない場合には、レベル0から実施します。
会社で使用するラベルを、テプラを使って作成してもらいます。
見本と作成の条件を書いた課題カードがあります。これを見ながら作成してください。
やり方がわからなければ、取扱説明書を見てください。

想定されるエラー内容
入力エラー・・・・・・文字の入力ミス、文字抜け、過剰スペースなど
条件見落とし・・・・・外枠のつけ忘れ、飾り字の設定忘れなど
操作エラー・・・・・・操作法の忘却 (段落設定・割付など)

補完手段及び他者による指導・支援
・作業指示書の活用
・手順書の作成
・市販の図解マニュアルを活用
・確認のポイントを記した弁別刺激を用意
・1試行または1ブロックごとに、支援者が作業結果を確認




開発:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター
(C)ESCOR INC.ALL RIGHT RESARVED