●　●　●　　概　要　　●　●　● 「ピッキング」は、注文書にしたがって品物を揃える作業です。 この課題では、注文書に書かれた品物や番号を手がかりとして、該当する品物を揃える作業を行います。 実際の職場では、例えば流通サービスの職種において、倉庫等に保管されている商品棚から注文どおりに商品を揃えたり、職場内の文房具等の補充のために、保管場所から必要な文房具等を揃えたりします。 また、文房具だけでなく、機械の部品や薬品などを、所定の棚から補充したり揃えたりする作業も考えられます。

想定作業　＜関連職種＞

・倉庫等に保管されている商品棚から注文どおりに商品を揃える < 物流 > ・職場内の文房具等の補充のために、保管場所から必要な文房具等を揃える < 総務 > ・機械の部品や薬品などを、所定の棚から補充したり揃えたりする < 製造 >

構　成

物品棚 (30段×４棚)：１セット 折りたたみコンテナ：１台 注文書、作業指示及び記録用紙：１冊 実施マニュアル −訓練版 ピッキング−：１冊 実施マニュアル −理論編−：１冊

試行数

１ブロック＝６試行 (注文書１シート) となっています。 １試行は、１種の品物のピッキングです。

レベル

おおよその実施時間：約20分 (全レベルを各１ブロック実施した際に要する時間) レベル１：条件１種 、品物６ 、個数１ 、具体物 (文房具) レベル２：条件１+２種 、品物６、個数１〜５ 、具体物 (文房具) レベル３：条件１+２+３種 、品物６ 、個数６〜９ 、具体物 (文房具) レベル４：条件１種 、品物６ 、個数１ 、抽象物 (薬品を想定) レベル５：条件 量の加算 、品物６×２ 、個数２〜３個 、抽象物 (薬品を想定)

サンプル

教示方法

注文書にしたがって、棚から品物を揃えてください。 集めた品物はコンテナに入れ、指定された作業台に置いてください。棚は裏にもあります。 小さい文具の場合は、引き出しに袋が入っていますので、その袋に入れてください。 薬びんの場合は、同じ会社名・品番・分類ＩＤの薬びんを揃えてください。

想定されるエラー内容

品物選択エラー・・・注文書に指示されている品物の取り違い 個数エラー・・・・・注文書に指示されている品物の個数の過不足、数え方の単位が理解できない 　　　　　　　　　　注文書に指示されている品物の量の選択ミス 商品エラー・・・・・注文書に指示されている品物の取り忘れ 計算エラー・・・・・計算ミスによる量の誤り その他・・・・・・・品物を入れるためのビニール袋しか持ってこない、検索不可能など

補完手段及び他者による指導・支援

「物品・用紙」の調整 　・品物を取り出した引き出しを開けておき、作業実施後に確認をしやすくする 　・作業指示書の活用 　・支援者から声をかける 　・注意を促す 　・１試行または１ブロックごとに、支援者が作業結果を確認する

開発：独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構　障害者職業総合センター
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